特集・コラム [ マネーセミナー体験記 ]
「マネーセミナー」に掲載されている注目セミナーを紹介する「マネーセミナー体験記」の第1回目は7月29日、横浜市で開かれた「ダイワの投信フォーラム2007 in 横浜」です。
「投資信託をしっかり学ぶ。じっくり極める。」と題して開かれたこのイベントは、大和証券が主催して8つの運用会社が参加したものです。セミナーからクイズまで、投信にちなんだイベントが盛りだくさんで、来場者もこれを機会に投資を身近に感じていたようでした。
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基調講演でスタート、専門家の分析に興味津々

写真1 大和総研・清田瞭理事長による基調講演
7月29日は日曜日にも関わらず、会場のパシフィコ横浜には朝からたくさんの参加者が訪れました。10時に始まった基調講演では、大和総研の清田瞭理事長が「日本経済を取り巻く環境と今後の見通し」と題して、米国のサブ・プライム問題や日銀が8月に追加利上げするかどうかなどについて話しました【写真1】。
- 清田理事長は「世界の成長はBRICsに代表される新興国などによって多極化していますので、米国がくしゃみをすれば、日本が風邪をひくような状況ではなくなりました」と、日本を取り巻く経済情勢には楽観的に見ていたようです。普段は新聞や雑誌でしか見ることができない専門家のナマの分析が聞けるのが、こうしたイベントの良いところです。
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運用会社のブースではBRICsが花盛り、胡弓の演奏も
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表 出展した運用会社一覧

会場には、運用会社10社がそれぞれブースを出展し、新規設定する投信などについて説明会を開いていました【表参照】。ざっと見たところ、BRICsなどのエマージング投信が5割、バランス型が3割、残り2割が日本株・その他のコモディティファンドなどで、投資対象・運用戦略は多彩です【写真2】。
- 4カ所に設けられた「極めるセミナー」会場でも、運用会社の説明をじっくり聞くことができました。初歩的な投資入門から始めたい人は「学べるセミナー」で基本を知ることもできますから、自分の興味ある商品・投資経験に併せていろんなセミナー・ブースが用意されているのは便利です。運用会社のなかには、商品説明の合間に、中国株投信にちなんで胡弓(こきゅう)の生演奏をサービスしてくれる会社もありました【写真3】。

写真2 インベスコ投信による日本の新興株ファンドの説明の様子

写真3 大和住銀投信投資顧問のブースでは、中国株投信にちなんで胡弓を演奏するサービスも。
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クイズから運用相談まで、来場者参加型のイベントを楽しむ
- イベント会場では、「クイズ投信王決定戦」と題して来場者による早押しクイズが行われていました【写真4】。「投資信託のリスクは何でしょう?」といった具合に、クイズの内容は投信にまつわるものばかり。参加者49名の中から優勝した久保田さんも「問題は難しかったです」と、感想をおっしゃっていました。
- イベント会場で交互に開かれた「行列のできる投信相談所」では、株式・債券・リート(REIT)の専門家が、いろいろなライフプランに合った金融商品を薦めていました【写真5】。この中で債券の専門家は「個人向け国債は預金より金利が高いのですが、ちょっと地味ですね。長期投資を考えるなら米国ゼロクーポン債もオススメです」と、通好みのアドバイスをしていました。セミナーやイベントで聞いたことを後で詳しく証券会社の人に質問してみるのも良さそうです。

写真4 「クイズ投信王決定戦」のヒトコマ。「米国の投資信託の残高はいくらでしょう?」の答えは3番の約1200兆円です。全5問を来場者が早押しで答え、盛り上がっていました。

写真5 「行列のできる投信相談所」は、ライフスタイルに合わせて専門家がオススメの投資商品を紹介してくれるので分かりやすいです。
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イベントを通じて投資に関心を!?
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写真6 オンライントレードの説明の様子
会場を見渡すと、取引によってポイントが貯まる「ポイントプログラム」から、株式を担保とした証券担保ローン、はたまたSMA(いわゆるラップ口座)サービスまで、大手証券のラインナップの多さにも驚かされます。オンライントレードの説明会でも分かりやすく使い方を教えてくれますので、現物株だけでなく、投信を取引する時にも活用してみたいものです【写真6】。
- 来場者に感想を聞いてみると、「資産運用に関心はあるのですが、初心者でどんな投信を見たら良いのか分かりません」(60代・男性)、「新聞でイベントをやるというので来てみました、どんなセミナーに行くかはこれから決めます」(50代・女性)、「知人の紹介で来ました。株式投資はしたことがありますが、投信はまだ分かりません」(30代・女性)と、投信の経験者は意外に少ないようでした。「貯蓄から投資へ」の流れで投信も普及していますが、まずはこういったイベントなどを通じて幅広い投資家に関心を持ってもらえればと思います。
- 【執筆:MoneyLife 片平正二】
掲載日:2007年8月1日
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