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特集・コラム [ マネーセミナー体験記 ]

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【第16回】

東証IRフェスタ2008

「マネーセミナー体験記」の第16回目は、東京証券取引所が4月19日に開催した「東証IRフェスタ2008」です。証券投資は投資信託・外国会社株式の個人保有が増加し、また、REIT・ETFが上場するなど、投資対象の多様化が進んでいます。この流れは、東京証券取引所がこのイベントを主催する後押しになったのかもしれません。当日の会場では、家族連れや女性だけのグループも見られ、投資家層の拡がりも感じられました。

 

投資家にジャスト・サイズなイベント

 
東証IRフェスタ2008は、東京ドームシティのプリズムホールで4月19日(土)に開催されました。当日は強風に時々雨まで降るあいにくの空模様でしたが、約6,200人が来場しました。
出展企業は中国企業4社を含む東証上場企業、REIT・ETFを上場している投資法人や投信会社など42社です。会場は目当ての企業を探すにも、投資対象を探してぶらつくにもちょうど良いぐらいの広さで、心なしか来場者がゆっくりと過ごしているような感じがしました。

 

投資家が投資を考えるための講演

 
イベントの講演には、240名収容の大会場が用意されていました。講演者は投資の世界で著名な方々ばかりですが、投資初心者にはあまり馴染みがなかったかもしれません。
講演を聴いてみると、証券投資に必要な基礎知識や、その基礎知識をどのように活用するかという話が、講師それぞれの言葉で語られていきます。作家で公認会計士の山田真哉氏の講演では、同じ数字が使われ方によって印象が異なる危険について分かりやすく説明されていました。数字を正しく捉えることができないと、お金を増やすのは無理だと反省させられたりしました。
東京証券取引所が主催したイベントだけに、「投資家に豊富で正しい知識を身につけてもらう」という狙いを強く感じましたし、テーマがよく絞られているために、聴講者にとって証券投資の基礎知識が身につきやすかったとも思います。
各講演会とも盛況で、中には立見の人が出る講演会もあるほどでした。
出展企業の会社説明会は、80名ほど収容のセミナールームを利用して行なわれました。各会社説明会では経営トップの方が自らプレゼンテーションを行うなど、熱のこもった話を聴くことができました。1社だけでは少し物足りない気もしましたが、せっかくの機会なので続けて次の説明会に参加すると、終わる頃にはちょうど良い満足感でした。
参加の仕方は来場者それぞれでしょうが、説明会のほとんどが満員だったようです。
 

企業ブースで話し込む個人投資家

 
出展企業の担当者に聞いてみると、今回のイベントでは、きちんと話を聞いてくれる人が多かったのが印象的だったそうです。来場者にはふだんから投資の研究に熱心な方も多かったようで、彼らが核となって企業ブースに“長居”し、他の来場者を引き寄せたのかもしれません。
また、出展企業と来場者のコミュニケーションの機会を提供する企画として、投資の世界ではお馴染みの経済キャスターが引率するブースツアーが12本も用意されていました。恥ずかしがりやの来場者が企業ブースを訪れるには、良いきっかけになっていたようです。ブースツアーが終わった後、企業ブースを再訪している来場者を見かけたりしました。
 

今後につながるイベント

 
わが国の証券投資は、欧米に比べるとまだまだこれからという状況です。今後、個人投資家層を拡大し、「貯蓄から投資へ」の流れを促進すべく、東京証券取引所は積極的に取り組んでいるようです。
この種のイベントは他にもありますが、今回のフェスタは、取引所が主催した特長がよく出ていたように思います。東京証券取引所が、今後どのような取組みを進めていくのか、興味深く見守りたいと思います。

【執筆:MoneyLife】
掲載日:2008年5月20日

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