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追加型株式投信(ETFを除く)、2月は再び資金流出へ【詳細はこちら】資金流入ランキング 運用会社別ランキング 今年に入り、1月にはETFを除く追加型株式投信全体へ310億円程度の資金が流入したものの、2月は再び解約超過に押され、420億円あまりの資金が流出した。特に、海外株投信や資産分散型投信全般からの資金流出に歯止めがかかっていない。 毎月分配型外債投信の代表格で1月に減配に踏み切った「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」(運用は国際投信投資顧問)は2月も解約超過となり、約642億円の資金が流出した。もっとも、「グロソブ」の2月の運用は好成績を記録した。分配金込み基準価額は6.9%上昇し、運用開始以降で2番目に大きい月間上昇率(最大は2000年12月の9.4%上昇)となった。2月の円相場はそれまでの円高基調から円全面安に転じ、米ドル・円相場は9%を超す円安・ドル高が進んだ。 このような中、1月末に新規設定された「野村米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)」(運用は野村アセットマネジメント)には、通貨別・分配頻度別に構成される計15本合わせて1100億円を超す資金が集まり、資金流入額ランキング上位にずらりと並んだ。15本の純資産残高は計2500億円に達した。 「野村米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)」の中で残高が最大(約1100億円)の「ブラジルレアルコース・毎月分配型」を例にとると、その大きな特色は米ドル建てハイ・イールド債(高利回り社債)に投資すると同時に、米ドルよりも高金利のブラジルレアルへ為替ヘッジを行う点にある。この為替ヘッジは低金利の日本円から高金利通貨に投資する「円キャリートレード」の仕組みと同様の金利差収益をもたらし、実際に投資する米国ハイ・イールド債自体の高利回りに、為替ヘッジによる金利差利回りが上乗せとなる。利回りは両者あわせて年30%程度との概算値がある(2008年11月末時点、出所は野村アセットマネジメント作成の販売用参考資料)。ただし、米国ハイ・イールド債特有の価格変動リスク、特に低格付け社債の信用リスクは免れず、さらに米ドル建て社債に投資しながらブラジルレアルへの為替ヘッジを行うため、ファンドの基準価額の変動は結局、対ブラジルレアル・円相場の影響を受けることになる。 他にも、ブラジル債券ファンドや豪ドル建て債券ファンドなど、高金利通貨建て債券で運用する毎月分配型ファンドが資金流入額上位に入り、個人マネーは高めの分配金を期待する利回り志向が根強いことや、毎月分配型ファンドの健在ぶりがうかがえる。 アクティブ(積極)運用型の日本株投信の新規設定が相次いだものの、2月の設定額は全体的に小振りにとどまり、代わって日経平均連動型を軸とする既存のインデックスファンド(流入額は計約340億円)が日本株投信への資金流入を支えた。
執筆:QBR 高瀬浩(掲載日:2009年03月05日)
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