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【第105回】

投信ニューフェース

先進国と資源国の魅力併せ持つカナダ株に投資、『マニュライフ・カナダ株式ファンド』

マニュライフ・インベストメンツ・ジャパンではカナダ株に投資する『マニュライフ・カナダ株式ファンド』を運用している。資源という切り口でカナダ株に投資する国内公募ファンドは既にあるが、同社の日高正光社長は「純粋にカナダ株に焦点を当てたファンドとしては国内初」という。

同社はカナダを本拠地とするマニュライフ・ファイナンシャル・グループの一員として、07年11月に設立。国内公募ファンドの設定は同ファンドで4本目となる。カナダ株の魅力について日高氏は、「先進国と資源国のそれぞれの特色を併せ持つユニークなところ」と語る。

『マニュライフ・カナダ株式ファンド』の実際の運用はカナダを拠点とするグループの運用会社が担当。銘柄選別はまず経済や市場の長期トレンドを想定して投資テーマを決定し、次に業種配分とボトムアップ・アプローチによる個別銘柄の分析をし、最終的に45〜70銘柄程度を組み入れる。運用チームが得意とする投資スタイルはグロース株運用とのこと。

カナダ株に投資する国内公募ファンドの数は少ないこともあり、「ここ数年のカナダのGDP成長率はG7の中でトップの水準だった。この伸びに目が向かずカナダ株のリターンを取り損ねた投資家に投資機会を提供したい」(マニュライフ・インベストメンツ)という。

日米の株式相場と同様に足元のカナダ株も低迷している。カナダの代表的な株価指数の『S&Pトロント総合指数』は、2008年6月18日に高値の1万5073ポイントを付けたのち、09年3月6日には安値7591ポイントまで下落し高値の約半分の水準に落ち込んでいる。ただ、同社では原油など商品先物相場の回復につられてカナダ株は09年半ば以降、持ち直すと見ている。


*相関係数は値動きの連動性をみる指標で、1〜−1までの値をとります。1に近づくほど似た値動き、−1に近づくほど逆の値動き、0に近づくほど値動きの関係がなかったことを示します。
1に近づくほど似た値動き、−1に近づくほど逆の値動き、0に近づくほど値動きの関係がなかったことを示します。
*相関係数は各指数の過去3年間の月次データから算出。
*カナダ株はS&Pトロント総合指数、米国株はダウ平均、日本株は日経平均、原油先物はWTI期近、中国株は上海総合指数を使用。

カナダ株市場の時価総額は約90兆円で世界8位の水準(09年1月末時点)。カナダ経済は米国の依存度が高いため、カナダ株も米国株に左右されやすいことや原油先物相場の影響を受けやすい点は注意点だ。


執筆:QBR 根岸てるみ(掲載日:2009年03月11日)

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