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トップ > 株式 > 中国・アジア新興国特集 > JVCA・ベトナム便り 中国・アジア新興国特集 [ JVCA・ベトナム便り ]ソーシャルブックマークに登録:
ホーチミン市テト特集 臨時号2012年2月 JVCA・ベトナム便り財団法人 日本・ベトナム文化交流協会のニュースレターを掲載します。最新のベトナム情報から歴史豆知識まで幅広い記事をお楽しみ頂けます。
花祭りの様子 写真出所:JVCA Nguyen Hue通り花祭り ホーチミン市のテトを祝う最大のイベントとしてNguyen(グエン) Hue(フェ―)通り花祭りが有名である。今年で9回目の開催となり、豪華さに加え、さらに内容も充実している。ホーチミン市テトの風物詩となったNguyen Hue通り花祭りは、市民の誇りであり誰もが開幕を楽しみにしていた。今年のテーマは“我が故郷”でベトナムの北部、中部、南部の3地方の故郷及び島々の平穏かつ素晴らしい風景が再現されている。(トップ写真はその花祭りの様子である。)開催期間中の1月20日から26日まで、100万人以上の観客を迎えた。家族連れが多く、毎日大勢の人で賑わった。深夜2時,3時まで見物客も絶えなかったという。花祭りの期間中に合わせて、Nguyen Hue通りの横にあるPhan(ファン) Ke(ケ) Binh(ビン)通り、Mac(マク) Thi(ティ) Buoi(ブイ)通りには雑誌通り、本通りの祭りも開催された。雑誌、本を展示し、立読みや特別割引での販売が行われた。また似顔絵、ベトナム語の書道、子供の伝統的な玩具等のコーナーもあり幅広い年齢層が楽しめる様々な内容のイベントが用意された。
当財団が出店した“花鳥風月”テーマの花人形 写真出所:JVCA
本通り 写真出所:JVCA
似顔絵コーナー 写真出所:JVCA
伝統的な子供の玩具To He 写真出所:JVCA
書道コーナー 写真出所:JVCA テトの家庭内各行事
元日の朝、先祖へのお供え 出所:JVCA テト正月は、ベトナムの家族にとっては、とても大切な家族の絆を強める重要なイベントである。その中、伝統的お供え行事が欠かせない。旧暦12月23日は「オン・タオ (Ong Tao) の日」である。「オン・タオ」は、三人(女神と男神二人)一組の竈の神様・台所の神様のことである。この日、一年に一度の里帰りで天に帰り、天の神様にこの一年間の出来事をつぶさに報告する。それ故に、我が家の良い報告をしてもらえるように人々は様々なお供えをする。祭壇に紙製の新衣服三着を供えた後、生きた鯉を池や川に放し、服を燃やす。こうして神様は鯉が変身した竜に乗って天に昇る。この行事が終わると、一年の行事は全て終わり、仕事納めとなるので、後はただテトに向けての準備をするだけとなる。 元日の朝には、先祖の供養をする風習がある。テト正月の家の飾りつけは、先祖を祭る祭壇が中心になり、二つのスイカの脇には春を意味する梅や桃の木などが飾られ、木の枝にはテトの伝統的な短冊が飾り付けられる。家族は早起きして祭壇にテト料理や酒、伝統的線香などを供えた後、ご先祖を迎えられるように、玄関の扉を開け、紙で作ったお金や物品を燃やし、あの世にいる先祖に届ける。この行事は、お正月中家族と一緒に過ごすためにご先祖を迎え入れるためのものである。またお正月が終わる3日には、同様にご先祖を送り出すための行事がある。 (ホーチミン カン) テトの過ごし方 テト前には大掃除、花飾り、贈り物、食べ物の調達等をしなければならないのでテト準備に皆は大忙しである。テトはいつも家族と過ごし、家族の絆を強める期間でもある。人々は神様へお供えをし、線香をあげ、過ぎ行く一年を思い出し、そしてやってくる新年を祝い、家族の健康と幸運を祈る。テト元日に初めて家を訪れる人によってその年の運が決まると伝えられている。この為、運の良さそうな人、またはその家族と相性が良い人に午前0時が過ぎた時に家へ訪問して貰うように事前にお願いする。テト元日には家族全員で祖父や祖母の家を訪問し、新年を祝い、子供達にお年玉が入っている小さな赤い袋をあげる。正月の2日や3日には友人やお世話になった方、会社の上司、同僚の家への訪問や来客対応が始まる。また、お寺を訪れることもテトの習慣の一つとなっている。この時期はどこのお寺に行っても大勢の人が集まり、家族や世の人々の健康と幸福を祈る。またテト休暇中、遠くへ旅行に出かける人も、若い世代を中心に年々増えている。 (ホーチミン ニャン)
お寺で新年のお経 写真出所:JVCA
家族が集まるテトの日 写真出所:JVCA テトの食べ物
ティット・コー・ホ・ビ 写真出所:JVCA ホーチミン市民はテトの時、チャ―ゾ―(春巻き)、ティット・コー・ホ・ビTHIT KHO HOT VIT、果物やベトナム式ジャムを準備しテト期間中に食べる。特にティット・コー・ホ・ビはベトナム南部を象徴する正月料理で、どの家に行っても、その家のティット・コー・ホ・ビがある。豚肉、アヒルの卵(ハードボイルドの後、卵の殻をむく)、ココナッツジュースの煮付けは、こってり甘幸味で白いご飯との相性が良く食事がどんどんすすむ。テトで出てくる有名なお茶菓子は、ムッユアMUT DUA、ムッセンMUT SENである。これは、ココナッツ(ムッユア)や蓮の実(ムッセン)を砂糖甘煮漬けと砂糖をまぶしたお菓子である。また、見た目は地味だが、テト料理には欠かせない存在となっているものにベトナム四角のちまきバインチュン(BANH CHUNG)がある。竹やクズウコン科の植物(LA DONG)の葉を用い、豚肉、餅米、緑豆を葉に包んで四角く作るちまきである。年が明けて、お正月が始まると人々は準備したこれらの料理をゆったりと味わって新年を祝う。 (ホーチミン チョン)
テトのご馳走 写真出所:JVCA お花溢れるホーチミン市のテト
春を自宅へ 写真出所:JVCA 年に一度、家をお花いっぱいで飾るのはテトの時である。テト代表のお花であるマイ花、梅花(北部の花だが近年ホーチミンへも流通しはじめた)は欠かせない。その他豊富な菊、ひまわり、百合等を鉢植えごと飾ることが習慣ともなっている。テトが近づくと、いろんな所で仮設のお花市場が設けられ市民のテト花の需要に応えている。お花市場に行くのは花を買う目的の人だけでなく、独特なテト準備の楽しい雰囲気に溢れる市場を見物したり写真の撮影をしたり楽しむ人もいる。お花市場が開かれている期間中には、鉢植えをいっぱい積んで道路を走るトラック、バイクをよく目にする。家庭だけでなく公共施設、オフィスビル等でもお花を飾るので、どこに行っても新春を思わせる綺麗なお花と出会えるのである。
お花を運ぶバイクが目立つテトの時期 出所:JVCA
公園に出来たお花市場 出所:JVCA 財団法人 日本・ベトナム文化交流協会(掲載日:2012年02月21日) この特集のバックナンバー
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