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FX・CFD [くりっく365を活用すると資産運用はもっと面白くなる!]【第4回】リスクを抑えて長く続く取引をFX取引では、レバレッジを高めることによって大きなリターンを狙うことができます。そのような特徴があることから、少しでも利益を大きくしようとして、自分が負えるリスクを超えたレバレッジでポジションを持とうとする人も少なくありません。ただ、何のリスク管理もせずに大きなレバレッジで取引を行うと、わずかな為替レートの変動で大きな損失を抱えてしまい、取引を継続できなくなるケースもあるので、注意が必要です。 「利益を大きくするためには、レバレッジを高めにした方が良い?」 「まあ、確かにそうなんだけど、同時にリスクも大きくなることを忘れてはいけない。例えば、米ドル/円のレートが1ドル=100円のときに、証拠金2万円を使って1万ドルを買ったとしようか。取引金額は100万円だからレバレッジは50倍になるよね。その後、例えば為替レートが1ドル=99円になったら、米ドルの買いポジションの価値は99万円になる。これだと1万円の含み損が出ていることになるね。この含み損はリアルタイムに証拠金に反映されるから、当初預けた証拠金2万円は1万円になってしまうよ。反対に、為替レートが1ドル=101円に上昇したとしたら、1万円の含み益が出ることになる。こんな感じで、預け入れた証拠金はわずか2万円だけど、レバレッジ50倍だと、為替レートが1円上下するだけで1万円の損益が出るんだね。収益率にしたらプラスマイナス50%ということだ。」
「FX取引では、損失額が証拠金に対して一定の割合を超えてくると、その時点で強制的にポジションを決済しなければならないというルールがあり、これを「ロスカットルール」というんだよ。」 「強制的にポジションが決済されるってどういうことですか?」 「FXはレバレッジが効く商品であることは理解したよね。評価損が増えるほど、担保として預けた証拠金額が目減りしてしまうから、一定の割合まで証拠金が減少したら強制的にポジションを決済して損失を確定させるんだ。これは、投資家保護の観点から、制度化されているルールで、損失を拡大させずに取引を終了することができる。ただ、ロスカットはあくまでも命綱のようなものだよ。仮にロスカットが実行されたら、証拠金から評価損を差し引いたわずかな額しか手元に戻って来なくなるから、次のチャンスでポジションを持とうとしても、資金不足で、それができなくなる恐れがある。さらに、為替レートは時として急激に動くこともあって、証拠金額以上の損失が出る可能性もあるんだ。だから、いたずらにレバレッジを高めて取引するのは、避けた方が無難だと思う。」 「ロスカットの前に、予告してもらえないのかしら?」 「FXの取扱会社にもよるけど、一般的に評価損が大きくなって証拠金の一定割合を下回ると、Eメールやパソコン上の取引画面でお知らせしてくれるよ。このとき、取引を続けるなら、追加証拠金を入金するか、保有する一部のポジションを決済することになるんだ。」 「じゃあ、最適なレバレッジはどのくらいがいいのかしら?」 「今年の8月から、FX取引のレバレッジは最大でも50倍までに制限されるんだ(2011年8月からは25倍)。ただ、それでもまだ高いという意見もあるみたいだね。現実に、銀行のディーラーでさえ、レバレッジは最大でも10倍以下というのが普通なんだから。とはいえ、最近では、レバレッジを数百倍まで高めてトレードをする個人投資家も少なくなかったみたいだね。でも、それはリスクを無視した極めて危険な行為だと思う。最終的にレバレッジを何倍にするのかは、取引をする投資家の判断に委ねられるわけだけども、強制決済されずに、少しでも長く取引を続けるためには、せいぜい3〜5倍程度のレバレッジに止めるように心がけた方がいいと思うよ。」 「でもね、低いレバレッジだと、あまりリターンが期待できないんじゃないの?」 「そんなことはないよ。FXの収益は為替レートの変動からだけではなくて、スワップポイントからも得られるって言ったでしょ。例えば日本とオーストラリアの金利差が年率3%の場合、レバレッジを3倍にすると、スワップポイントは証拠金に対して9%(2%×3倍)のリターンになる計算だ。そして、運よく為替レートも豪ドル高・円安になれば、為替差益も得られる。準備した証拠金があっという間に数倍になるようなことは期待できないけど、1年間でスワップポイントのみで9%ものリターンが得られるというのは、かなり魅力的でしょ。
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執筆:MoneyLife(掲載日:2010年08月25日) この特集のバックナンバー
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