ビギナー [ 外貨預金 ]

【第6回】「外貨預金の良いところ(メリット)は?」
金融商品の3つの特性から、外貨預金は収益性が見込めるが安全性と流動性の面では劣る商品であることは理解できたと思いますが、収益性の面も含めて外貨預金の良いところ=メリットと言われる部分を、もう少し詳しく考えて見ましょう。
 

金利が高く為替差益が見込めるということは…

収益性の面からすると、外貨預金の場合、現在の経済環境下では適用される金利も高いため、当該外貨による運用だけを考えると、円預金よりは当然収益性も高いといえます。ただ問題となるのは、外貨預金を預け入れる時と払い出す際には、円を当該外国通貨と変換する必要がり、且つその場合、変換する際の交換レート=為替相場が日々変化するという点です。
ある意味、運用資金を預け入れる期間を前提に、期日の為替相場をある程度予測し、差益(=円が安くなる)が見込めるとなると、高金利であり、且つ差益が見込める面を良いところ=メリットと捉える事ができます。
最も一般的な「米ドル・期間1年の定期預金」を例に、為替相場が大幅(10円)に円安になったと仮定し、500万円相当を米ドル預金で運用した場合と日本円の1年定期預金(金利=0.25%)で運用した場合で比較してみましょう。
米ドル1年もの定期預金 金利=3.83%
預け入れ時の為替相場【TTS】=115円/\$  (TTB=113円
払い出し時の為替相場【TTB】=123円/\$  (TTS=125円)
  • 運用米ドル金額=43,478ドル(5,000,000円〜@115円)
  • 1年後の利息額=1,665.2ドル(43,478×3.83%)
  • 1年後の元利合計額=45,144.2ドル
  • 払い出し時の為替相場の円換算額=5,552,736円(45,144.2×123円
  • 預け入れ時の為替相場適用の場合=5,101,294円(45,144.2×113円
  • 10円「円安」になった事で、451,442円の差益が生じます。
500万円を0.25%の円1年定期で運用した利息=12,500円
1年後の為替相場が変化ない場合でも…米ドル定期が88,794円有利
10円「円安」になったと仮定すると…米ドル定期は540,236円有利

※ 税金は考慮していませんが、利息に対して20%の源泉分離課税がかかります。
※ 為替差益は雑所得となるので、20万円以上の場合は確定申告が必要となります。

 

資産運用の1商品として捉えると…

一方で、運用商品としてのメリット部分だけではなく、「円の価値」という観点から捉えた場合、景気が良くならず低迷を続け資産価値=円の価値が目減りする際の安全弁として考えることもできます。
 海外から物を買う場合、買った国の通貨単位の物を日本円に換算する場合、円の価値が下がるということは、同じ物を買うのに余分の日本円が必要となることを意味します。
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石油を例にとって考えると原油価格は「1バーレル=50ドル」というように表現されますが、円の価値が下がれば当然仕入る際の日本円単価が上昇するので、国内における石油関連商品は当然高くなり、その連鎖により国内経済は低迷し資産の価値も目減りする結果となります。
一方で、外貨預金を持っていると、円の価値が下がる=円安になると円換算した場合の金額は上昇することになります。このように、円で運用している資産の価値が減少した分、外貨預金で運用することで減少分を補う効果も考えられるのです。

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