ビギナー [ 外貨預金 ]

【第8回】「為替相場と外貨預金の関係を詳しく教えて」
外貨預金のメリットでもあり、デメリットでもある「為替相場の変動と外貨預金の関係」をもう少し詳しくまとめてみましょう。半年後、一年後ましてや三年後の為替相場がどのようになっているのか正確に予想することは不可能に近いのですが、どのような状況のときに外貨預金を選択すればよいのか考えてみることにします。
 

円高の時に預け入れて円安の時に払い戻す…

基本的には預け入れた通貨国の経済と日本の経済との関係から「円の価値が高い」時に預け入れ=外貨を買って、「円の価値が弱く」なりそうな時に払い出す=外貨を売ることで、為替差益を期待する事ができるのですが、預け入れる外国通貨と日本円の為替相場を予想することは大変難しいことです。
ただ、為替相場が大きく変動する可能性がある場合、予想が的中すると大変大きな利益を獲得することが出来ますが、逆も有りえるため、運用期間の設定には注意が必要です。特に、世界における流通量の多い米ドルやユーロは比較的相場は安定しているのですが、流通量が少ない通貨は相場が急激に変化する可能性もあり、預け入れるお金の使い道と運用期間を考えて外貨預金を選択する必要があります。外貨預金を初めて試そうという場合は、比較的短期間の一般的な米ドルやユーロ通貨の商品を選択すること、が重要なポイントとなります。
 

円に変換せずに外国通貨で持っている…

為替相場の変動による影響を受けるのは、預け入れた時点の為替相場(=円を外貨に替える)よりも払い出す時点の為替相場(=外貨を円に替える)が高くなっている場合(=円の価値が高くなっている)ですが、預け入れた通貨の預金を円に替えないで、その通貨で持ち続けると実際の損は確定しません。つまり、外貨と円の交換をしな限り「為替相場=為替レート」を意識する必要はないのです。(その時点で評価すると損失が発生している=「含み損」がある点は考えておく必要はありますが…)
例えば、預け入れた時と比べると、円が10〜20%も高くなっていた場合は、海外旅行へ行く場合に外貨として持参するようにする、外国で購入した代金の支払を外貨で支払う等、外貨でそのまま利用することも考えられます。ただ、その都度金融機関で手数料を支払う必要があり、あまり利用されるケースは少ないでのですが、預け入れた資金を期日が到来した時点で利用する目的がなければ、外貨預金を継続して利用することで損失を回避することが考えられます。最近の外貨預金は、自動継続型の商品もありますので「長期間の運用が可能な資金」の場合は、自動継続型商品を活用しながら、為替相場の動向を検討しつつ引出しのタイミングを見計らうことができます。
つまり、
  1. 長期間運用できる資金を
  2. 短い期間の運用(1〜3ヶ月)で
  3. 表面金利の比較的高い外貨預金商品を
  4. 複利で自動継続扱い
で運用することが為替相場と上手く付き合うコツでもあるのです。

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