ビギナー [ 外貨預金 ]

【第10回】「運用実績の計算方法を教えて」
外貨預金は表面金利による利息と為替相場の変動による損益を考慮して、預け入れた元金がどれだけ増えたのか(減ったのか)実際の運用実績を他の運用商品と比較する際に使用する「実質利回り」の計算方法を具体的な例を基に考えてみましょう。
投資した元本に対して一定期間運用した結果得られた収益の割合を実質利回りといいます。外貨預金をそのまま外貨で使用して持ちつづける限り、為替相場(交換レート)を考えず表面金利で算出すればよいのですが、外貨預金を円に換算した場合は、払い出し時点の為替相場によって円換算額が異なるため、以下のような考え方で実質利回りを算出します。
  • 外貨元利合計=円貨元本÷TTS(預入時)×(1+外貨金利×日数÷360日)
  • 円貨元利合計=外貨元利合計×TTB(満期時)
  • 実質利回り(年利)=(円貨元利合計−円貨元本)÷円貨元本×365日÷日数
 

損益分岐点の考え方

外貨預金の場合、常に為替相場変動によるリスクを考えなければなりません。実質利回りの計算方法から、いったいどれくらいまで円高になれば損が発生するのか事前に考えておくことも必要です。
前の例で考えると、「投資元本÷満期時元利合計額(税引き後)」で計算された円換算レート=利回りがゼロとなる為替相場(預け入れ時点の為替レート>目安レート)を目安に、いろいろな情報から為替相場の動きを推測します。その目安レートよりも円高になる可能性が高いとなれば、「為替予約」で円換算額を確定させ、損失が発生しないような対応を選択することも考えられます
  • 1,150,000円÷$10,120.00=113.63円/ドル…が目安となります。
  • この場合(115.00−113.63)×$10,000.00=13,700円は為替損失となりますが、この場合は黒字の雑所得から控除することができます。

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